絵本『100万回生きたねこ』の作者、佐野洋子さんが本日亡くなったそうです。
子供のころから、私が大好きな絵本。
初めてこの絵本を読んだのは、たぶん5、6歳で、大嫌いな歯医者さんの待合室だった。
最初は、「絵がかわいいな」くらいの感想だったけれど、歯医者さんに行くたびにいつも読んでいた。
歳をとるにつれて、これがどういう物語なのかが分かるようになり、猫の変化や白猫が考えていることを感じられるようになった。
そして、大人になって読むと、読むたびに涙を流してしまうようになった。
偶然にも、先月この絵本を旦那さんが買って帰ってきた(旦那さんも好きだったらしい)。
私は今日の英語レッスンで、イギリス人に紹介したい本としてこの絵本の概要を英語で作っていた。
訃報を知ってすごく悲しくなりました。
絵本として、物語として、ときには哲学書として、いつまでもそばに置いておきたい本です。