こちらの人の運転は、とてもやりたい放題。車に限らず歩行者もやりたい放題し放題。
車は赤信号でも可能な限り進み、Tが言うにはバイクは車にぶつかりながら通り抜けていくらしい。また、人間はどこからでも飛び出してきて、時には道路中央にある分離線の上をまっすぐ歩いている人も。
4車線の道路には5台の車が並び、エンストした故障車が道路中央に鎮座している様子は滞在中の4日間に2回目撃した。
こんな障害物だらけの道路をくぐり抜けるTのドライブテクニックに心底脱帽。
T、曰く
「みんな適当だから、私くらいの運転技術でも勇気を持って運転できるんだ」
なんて前向きだと思った。
私だったら、極力運転は控えようと思ってしまうに違いない。たくましく生きるTをかっこ良く思った。
さらに、マレーシアの道はかなり複雑。
やたら横道が多く気を抜くと曲がり損ねてしまうし、いくつ道を通過したのか分からなくなってしまう。曲がる目印となる信号機は、看板や建物の陰に隠れてよく見えないときもあった。
そんなマレーシアの道に対応するカーナビはすごかった。
道を間違えるたびに再検索してくれるけれど、案内のアナウンスは
「できるだけUターンしてください。」
これがナビの言う言葉なのだろうか・・・。