3日目、「これは車の排気ガスによる公害なんじゃないか」と旦那さんは言い出した。どうやらシンガポールに来てからのどの調子が悪いのだとか。
この日のお昼、川沿いにあるベトナム料理レストラン「Indochine waterfront(インドシン ウォーターフロント)」へ行ってみた。安くはないけれどお料理はかなりおいしく、途中豪雨に見舞われるも屋根付きテラスで水辺の雰囲気を楽しむことができた。
テラス席 |
揚げ春巻き |
このお店への行き方がよくわからなかったため、タクシーを利用した。ドライバーはとても気のいいおじさんで、「日本から来たのか?」と声をかけられちょっと仲良くなった。そこで旦那さんは、思い切って「ここに来てからずっと空が霞んでいるが、これは自動車の排気ガスか、それとも工場の公害でもあるのか?」と聞いてみた。
するとおじさんは「いやいや、あれはヘイズだ」と言った。
ヘイズというのはお隣の国インドネシアでこの時期行われている焼き畑農業と、それが原因による山火事の煙が風の乗ってシンガポール側へやってきて、始終視界が悪くなる煙害らしい。特に9月が一番ひどいということを教えてくれた。
政府は遺憾の意を表しており、毎日ヘイズの指数も測定しネットで公表していた。
http://app2.nea.gov.sg/psimonthly.aspx
その国を知るには現地の人との交流が一番だと言っている旦那さんは、現地の人から生きた情報を聞くことができてとても楽しそうだった。
以来、滞在中は何度も何度もヘイズ指数を確認しては、「今日は○%だから過ごしやすいかもしれない」と解説してくれた。
レストラン前にある カベナ・ブリッジ |
ブリッジには色々なオブジェが いたずらっぽく置かれている。 |