2011/10/04

Malaysia・ジョホールバルへ

マレー鉄道 タンジョン・パガー駅

最終日の前日、突然思い立ってシンガポールからマレーシア最南端の街、ジョホール・バルへ行くことにした。理由は二つ、一つはマレー鉄道に乗りたい、二つ目は空じゃない手段で国境を超えてみたかったこと。

ガイドブックによると、タンジョン・パガーというマレー鉄道の駅から約50分だった。改めて駅がどの辺りかネットで調べたところ、衝撃的な事実が・・・

なんと、


2011年7月シンガポールにおけるマレー鉄道廃線!!


もう少し早ければ・・・。

タンジョン・パガー駅舎は残るそうだけれど、いつこの宿舎も壊されるか分からないので、とりあえず見に行っておいた。(上の写真)
現在、中には政府関係者しか入れないのだとか。(実際に駅舎を見に行き、警備のおじさんに聞いた情報)。

仕方が無いので、電車とバスでマレーシアに入国することに。
まずは、Orchard(オーチャード)駅からMRT南北線でWoodlands(ウッドランズ)駅へ。所要時間は40分くらいだったような・・・(また不確か・・・)。
Woodlands station
主要地区から離れるとどれほど田舎の景色が広がるのかと思っていたけれど、意外にもずっと都会が続いていた。Woodlands駅も随分立派な駅だった。

Woodlandsの駅をおりた後は、バスターミナルから国境を越える950系統の専用バスでマレーシアの国境を目指す。


少し走ると、ウッドランズチェックポイントというシンガポールの出国審査をする施設に着く。そこでバスを降り、他の乗客の後を着いていくと、空港と同じような出国審査をするカウンターが並んでいた。シンガポール入国時に持っていた出入国カードはここで回収され、immigrationを通過するとWoodlands駅から乗ってきたバスが先回りして待っていて、再び乗車してマレーシア入国施設を目指すことになる。

シンガポールとマレーシアを繋ぐ橋。
ここで事故が起きたらどちらの管轄で
どのように処理されるのかな?
シンガポールとマレーシアは橋で繋がっている。橋を渡りきると、マレーシアの入国審査施設につき、ここでバスをおりる。出入国カードを記載しimmigrationに出すと半切れを返され、パスポートにもハンコが押された。
これでマレーシアの入国が完了。出入国カードの半切れは無くさないよう大切に保管し、日本円で5000円程をマレーシアリンギットに両替して、いざ街中へ。





フードコート。
リトルインディアのような町並み。











州政府庁
イスタナ・ベサール











見事にみるところはあまりない。けれど、やっぱり国が違う。シンガポールとはまた違う雰囲気があった。

さらに、この日はかなりの炎天下。灼熱地獄で今思うと絶対に35度を超えていたはず。
帰りは国境を越えることができる専用のタクシーで、一気にシンガポールへ戻っていった。

分かりにくいところにタクシー乗り場がありそうだと予想し、ジョホールバルに着き入国ゲートを超えた所にあるインフォメーションで、タクシー乗り場を事前に聞いておいてよかった。確か料金4000円くらい。

タクシーでの出国方法は簡単。
タクシー待ちの間にマレーシアの出国書類を作成。あとはタクシーに乗っているだけ。出国審査と入国審査は高速道路の料金所のようなimmigrationで車に乗りながら行われ、運転手さんが私たちが記載した出入国カードをimmigration staff に渡してくれる。

シンガポールのどこまで行くかはいっさい説明がなく、お決まりのポイントまで連れて行くようになっているみたいで、MRT東西線のBugis(ブギス)という駅まで連れて行かれた。
このBugis駅はタンジョン・パガー駅のすぐ近くだった。

マレーシアまで行って何をしたという分けもなく、ただバスやタクシーで国境を越えるという経験がしたいが為に行ったone day trip。

いい経験になったところで、シンガポールの旅は終結した。