2010/11/18

バスの男の子。


朝の出勤時、いつも私が乗るバスに、1歳半くらいの男の子を連れたお母さんが乗ってきます。
どうやら男の子は自動車に興味を持ちはじめた頃のようで、バスの前方を走る消防車を見て、

「きゅきゅしゃ!!」

 と叫んでいました。


すかさずお母さんは「しょうぼうしゃ」と訂正していましたが、それでも男の子は、

「きゅきゅしゃ!!」



今度はわかりやすく、お母さんが


「しょー・ぼー・しゃ」


すると、男の子


「きゅー・きゅー・しゃ!」


どうしても救急車。
このやり取りを見て、面白さとかわいさに思わず下を向いて笑ってしまいました。


そして、今朝もその男の子が乗ってきました。今日は窓の外を眺め、しきりに

「ぶ」   「ぶ」   「ぶ」

と言っていました。
なんだろう?としばらく見ていると、バスの横を救急車が横切ると同時に

「きゅきゅしゃ!!」


どうやら、反対車線からやってくる車がバスの横を通るたびに「ぶ」と言っているようでした。

救急車が走り去った後、後続車は続々と続き、それにもめげず男の子は

「ぶ」 「ぶ」 「ぶ」

次第に男の子のテンションも上がり、


「ぶ」 「ぶ」 「ぶ」 「ぶ」 「ぶ」


とボリュームアップ、

そして、続く乗用車の後にバスが通り、突然

「バ!!」



今日も、必死の「ぶ」と突然の「バ」に思わず笑ってしまい、その可愛さに癒されながら出勤できました。


※写真は職場近くに住む野良