2009/10/20

おばけさん。

寝ているときに、意識はあるのに突然体が動かなくなる金縛り。

たまにあるんです。といっても、10年に一度くらい。つまり人生で3回だけ。

先日も久しぶりに体験しました。

よく晴れた昼下がり。
お昼寝をしていたら、4つ足動物らしいものがおなかの上に乗りました。4本足のうち1本に体重をかけて、みぞおち辺りを踏んできます。

驚いて目を開けようとしても、開きません。

起き上がろうにも体が動かず、次第に呼吸が出来なってきました。本当に苦しくて、辛かった。

すると、今度は私の右手首を強く握ってきました。4つ足動物だと思っていたのに、サルなのか、手のひらがありました。そして爪を立てて、手首にめり込ませてきます。本当に痛かった。

抵抗しようとがんばると、何とか右手だけが動くようになり、相手の手首を私も爪を立てて握り返しました。

呼吸が出来なくて限界を感じてきたら、今度はどうにか左腕が動くようになりました。

左腕を使って、左側で本を読んでいるはずの旦那さんをたたき起こそうと、何度も動かしました。

確かに旦那さんらしい物体をぶっているのに、旦那さんは起きてくれません。

もう限界だ・・・

と思った頃、はっと目が開きました。

まだお昼で明るい日差しが差し込む中、左側を見ると、旦那さんはおとなしく読書中。
「どうしたの?」と声をかけられ、いきさつを説明しました。

旦那さんはずっと本を読んでいたそうですが、私が腕をバタつかせて暴れていた様子はないそうです。

旦那さん曰く「体が寝ているのに脳が起きてる、いわゆる睡眠麻痺というやつだね」とのこと。

初めて金縛りにあった10歳のときは「おばけさんが来た」と思っていていました。誰かに話したら呪われると思って、誰にも話せず、しばらく1人で眠れなくて母と一緒に寝ていました。